暗色的糖蜜沈下
晨菜専用リヴ・バルビ設定項。

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[12] いじめ
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晨菜 [Home Page]
胡蝶とマナ

黒煤のお気に入りであるマナが気に喰わない胡蝶さん。
別に黒煤が好きとかじゃないけど、なんとなく気に喰わない。

普段はなんにも興味のない人だけど、突っ掛ると意外とねちっこい人・・・。あわれマナ。
[上書き]

[11] 内に秘める感情
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-怪物情報屋・スパイラル-

ガチャ…
「雪柊ちゃーん」
黒煤が毎度のように店主の名を呼びながら情報屋の扉を開けると、突風のごとく不機嫌な声がすぐに飛んできた。
「"ちゃん"付けすんなー!いつも言ってるだろ!情報売らないよ!」
「なんで?かわいいのに」
黒煤がきょとんとして聞くと、雪柊はしかめていた眉をさらにしかめ。
「ボクは男!」
と、びしっと人差し指を黒煤に突き刺した。
黒煤は雪柊のいる机までくると、雪柊の顔を覗き込むように机に肘を付く。
「前から思ってたんだけどさー雪柊ちゃんって…おん」
パフンッ
と、突然椅子の後ろから手がのびてきて、雪柊の両耳が塞がれる。
「!」
その人物は、それまで二人のやり取りを奥で本の整理をしながら聞いていたムシクイの黒蓮だった。
黒蓮は鋭く黒煤をにらみ上げる。
「男ですよ」
「……」
少しの沈黙の後、最初に口を開いたのは、今までずっと無言で黒煤の後についていた相方、白蟲喰の胡蝶だった。
「やめておけ黒煤。誰彼構わずちょっかいを掛けるのはお前の悪い癖だ」
その言葉に、黒煤はニッコリ笑って「はいはい」と軽く相槌を打った。

***

用を終え、黒煤と胡蝶はスパイラルを後にする。その帰り道。
「あの子絶対女でしょ」
「…あまり勘ぐるな」
「なぁ胡蝶、お前も気付いてんでしょ」
黒煤の言葉に、胡蝶はぴたりと歩みを止めると、
「あのボーズの反応見ただろうが。おおかた事情があるんだろ」
「は、事情って?」
「知るか。どっちでもいいだろう、性別なんて。本人がそういっているならそれでいい。俺たちには関係ない」
そういうと、胡蝶はまた、今度は少し早く歩き始める。
「えーだって雪柊ちゃんカワイイじゃん。興味あるなぁー」
「お前もいい加減、少し控えたらどうだ」
いつも無関心な胡蝶の言葉に、少し苛立ちが目立ち始めるが、それを感じてなお、黒煤は挑発するように続ける。
「まぁ俺は男だろーが女だろーが関係ないけど。どっちも喰えるし?」
「………黒煤」
「あれ?怖い顔ー。いつもだけど」
胡蝶の威圧のある声で、黒煤はますます楽しそうに笑う。
「何?なにか気に障ることいった、俺?いつもノーリアクションなのに、珍しいじゃん」
「何が言いたい」
「別にー。ところで雪柊ちゃんて処女かな?」
「刻むぞ」
その黒煤の言葉に、胡蝶は腰に掛けていた刀の柄に手をかけた。さすがに少したじろいだ黒煤は胡蝶より2歩後ずさる。
「わー怖い怖い。冗談だっつの。…半分本気だったけど」
胡蝶は浅くため息をつくと、また前を歩き始める。
「いい加減お前と言葉を交わすことにさえ嫌気がさす。一人で帰れ」
黒煤は止まったまま胡蝶の背中を暫く見ていたが、何かに感づき、イヤらしい笑みを浮かべると。
「…へぇ…マジでそこまで精神イカレちゃってるワケ」
「端からイカレている奴に言われたくはない」
胡蝶はそういい残すと、そのまま先へと行ってしまった。
黒煤は一人、その場で胡蝶が見えなくなるまで立ち止まっていた。
「はーそうですねー。俺が悪かったデスよ。…まぁ頑張ってよ、応援してやるからさ。報われないと思うけど(笑」
胡蝶に語りかけるようにそう言うと、羽を広げてゆっくり空の帰路についた。

***

「ねぇ黒蓮、さっきのアレなんだったの?」
耳を塞がれていてなにが起こったか未だに理解できていない雪柊は、引き続き本の整理をしている黒蓮に問いかけるが。
「怒る回数を減らしてやっただけだよ。あんまし怒ってっと眉間にしわが寄るぞ」
「えっ てことは悪口!?」
「まぁ女だったら喜ぶ言葉なんだろーが」
「もー!だから黒煤嫌いだ!やっぱ髪きろっかなー」
髪の先をグイグイひっぱって文句をいう雪柊を横目に、黒蓮は一言。
「…結んどけ」
といった。

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意味深。
胡蝶→雪柊 と 黒蓮→雪柊
(リヴリー)

[10] 久々
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仮面少年

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羽伽はやっぱりアメヒグだなぁ。
というか、私の描くアメヒグは雨十といいガートルードといいこの羽伽といい、赤系の髪に黒デレがデフォルトになってしまっつる。
今は雨十は金髪で、しかもプリピグに変身中だけど。
唯一アメヒグで違う色って檀だけかも。
アメヒグもう一匹欲しいナァ…←


[上書き]

[9] かくあらせたまえ
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暗闇の中で…その声はだんだんと近くなる。
耳に入ってくるのではなく、直接脳に響いてくる感覚……

逃げたいなら逃げればいい…

ドクン……ッ

でも、逃げられると思っているのか…

…うるさい…

なぁ、逃げ切れると本気でおもってるのかい?

ドクン…ドクン…

壊れちまえ

「アァアァァァアアアアアアアアッッ!!」
ただっ広い屋敷の中全体に響き渡るほどの、まるで内臓を抉られたかのように痛々しく響く声。
真っ先に駆けつけたのは、丁度主人を起こそうと部屋に近づいた執事だった。
いつもはノックを欠かさない彼だが、今日は扉を壊れるくらいの力で開け、真っ先に悲鳴の主のもとへ近づく。
「あ、アプリ様!!」
「ア…ッあ…っぅああぁぁあああッ…ッ!!!」
「あ、ちょ、ま!?アプリ様舌!舌噛みますって……っ!」
ベッドの中でシーツを思い切り掴み、もがき苦しんでいるアプリリスの姿をみたマリスはすぐさま事態を把握し、咄嗟にアプリリスを押さえつけ、口の中へ二本の指を突っ込む。が。
ガリッ!
「……ッッ!!?イッデェ―――――ッッ!!!!?」
「ん……ッ!んん…っっ う…ぅ……ッ」
マリスの指を思い切り噛むと、アプリリスはだんだん落ち着いてきたのか、動きは収まり、ゆっくりと口を開けると吐息と共にマリスの指を開放した。
それと同時に、屋敷の者達と一緒に血相をかいて駆けつけて来たステラが、自分だけアプリの部屋に入ると、扉を閉めて二人に近づいてきた。
「うー…痛ぁ〜…」
マリスは、傷口から流れる血とアプリリスの唾液で濡れた指をペロペロと舐めながらアプリリスを仰向けに寝かす。
「よくやったマリス」
「わー…ステラにほめられた〜(嬉しいが半泣)」
焦りの隠せない表情のまま、マリスの頭をぽんっと軽くたたくと、すぐにアプリリスのもとへ近づき、ゆっくりと彼の上半身を起こした。
「アプリ様…大丈夫ですか?」
「…ッも、う…大丈夫…。悪いな、毎回毎回… …ッッ!」
「何を言ってるんですか!!そんなことよりも…早く傷を見せてください…!」
ステラはアプリリスのワイシャツに手をかけて脱がそうとしたが、アプリリスはステラの手をそっと押さえ、それを拒んだ。
「アプリ様…!?」
「……心配ない。大丈夫だから…。出血は止まった…まぁ、痣は残るかもしれないが、シャワーを浴びればどうにかなる」
アプリリスはけだるい表情のままそういうと、サラサラと流れるその瑠璃色の髪をかきあげた。
「しかし…!!」
「気にするな…。それと、マリス。すまなかったな」
「いえいえそんな〜アプリ様の為ですからw」
「……またいつものように扉の前に塩を運んでおいてくれ…」
「ですがアプリ様…今回のはまた一段と傷がひどいではありませんか!」
切ない表情で少し怒った口調でステラが言うと、アプリリスは軽く微笑んだ。
「そんなことよりも、マリスの手をみてやれ。俺はなれているから」

*****

「アプリ様…大丈夫かなぁ〜ほんとにー」
マリスはステラに、先ほどアプリリスに噛まれた指を手当てしてもらっていた。
「………。」
「どーしたの、ステラちゃん?さっきから黙り込んじゃって」
「……このところ…頻繁になってきたような気がするのは俺だけだろうか…」
包帯を巻き終わると、ステラはうつむいたまま立ち上がった。
「? あの呪いのコト?」
「…前は半月に一度とか…それくらいだったろう…。なのに最近では一週間に一回…下手したら三日に一度とかある…!」
ドンッ!
ステラは持っていた救急箱をテーブルの上に乱暴に置いた。
「す、ステラちゃ〜ん;もう少し優しくおいてよー公共物破壊はいけないんだよ?」
「…お前はアプリ様が心配じゃないのか…?」
ステラはゆっくりとマリスの方に振り返り、据わった目で見すえた。
その瞳に、マリスはびくっと肩を振るわせる。
「し、心配じゃないわけないじゃんか〜!(汗) でも、ステラらしくないよ。落ち着いて物事みないと、肝心なものを見逃しちゃうかもだよ?」
マリスは珍しく真面目な意見をステラに投げかける。
ステラも、その言葉にため息を漏らし、やっと肩の力を抜いて椅子に腰掛けた。
「……なにも出来なくてイライラするのはわかるけどさ、たぶん一番つらいのはアプリ様だし。ね?」
マリスの言葉に、ステラは微かに微笑むと、
「…ふん。お前の口からそんな言葉が出てくるとは、正直想像もつかなかった…。」
「ひどいなぁ、ステラちゃん;」

痛みは無くなった…。
裂傷はしばらく消えてはくれないが、今回は痛みが治まるのは早かった気がする…。
「…血染めのワイシャツと身体をどうにかしなきゃな…」
アプリリスは、ベッドから立ち上がると、着ていたワイシャツをスル…と二の腕まで下ろした。
そして、自分の背中に軽く目を向けた。
「…"神を冒涜するものに神罰を"……か」
背中に浮かび上がった裂傷は、ひとつの言葉だった。それを口にすると、アプリリスは目を細め、眉を顰め、舌打ちをして、呟く。

「虫唾が走るんだよ、偽善者め」

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アプリリス(バルビ)

[8] 大罪
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エリザベス・ロリータ
天使・及び悪魔の無差別な大量虐殺。
重罪。

孤独と虚無の中…俺の中でどうでもよかった奴らを手当たり次第殺した。

罪悪感は 無かった


―ゲヘナ 監獄

「いいザマだな」
牢の前で、椅子に腰掛けている看守(ケルベロス)が、配置されて一週間目の今日、初めて俺に話しかけてきた。
牢の中で、大樹の根みたいな処に押さえつけられ、頭上で両手の平を釘で打ち付けられ、両方の手足首には枷が何重にも付けられ、いたるところに打ちつけられていた。

このザマを見て云っているのか…

俺はさして気にもせず、ただ目だけ看守の方に向けて、また元の位置に視線を戻した。
無表情で今日までひたすら役目を果たしてきただけの看守が、今日に限っては薄ら笑いの中、初めて声を出し、俺に話し掛ける。

「天使悪魔…何匹殺したのか知んねーけどさ、ちょっと派手にやりすぎじゃねェ?」
「……」
「だんまり、か…」
看守はつまんなそうに持っている刀を抜いたり仕舞ったりしている。
「…関係ないだろ」
俺がダルそうに重い口を開くと、看守は軽くほくそ笑む。

「関係あんだろーが。なんで俺がコンナノの見張りしなきゃなんねーんだっつの」

看守は立ち上がると、牢の格子から刀を差し入れ、俺の首元に先端を突きつけた。
「……このまま死ぬか?」
俺は特に抵抗もせず、朧気な瞳をゆっくり看守に向ける。
「やりたきゃやればいい でも…知らないよ」
「いやにいさぎいいなオイ。でも簡単には殺さねぇ…罪は償うものだからな」
看守は、俺の頬に刃先を滑らせる。
「そのむかつくくらい綺麗な顔、五寸刻みにしてやるよ」
緑色の血液が、刃先を伝って看守の方へ届き、滴った。
その瞬間、看守の頬がバクリと裂ける。
「……ッ!?」
カランッ
「…ッお前…噂通りだな…」
看守は脂汗と血を滴らせ、カタカタ震えながら一歩後ろに後ずさり、へたり込む。
コイツは、俺が収容されて5人目の看守。
前の四人も、俺に絡んできて同じ末路をたどった。
コイツは、それの五番目に過ぎない。

「次は頭でもつぶそうか?…ああ、”でも簡単には殺さねぇ、罪は償うものだ…”」
その台詞に看守の顔が大きく歪む。
「ふふっあッははは…きゃははははははははッ!!
……。俺退屈なんだ…楽しませてよ、その命全部で」
「―――――…」

それから、また新しく看守が配置された。
俺にとってはどうでもよかった。
また、何か云ってきたら殺すだけ。それに、その方が退屈しのぎになる。
そう、同じこと。

ずっと、そう思ってた。

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